こんにちはフミヤです。
今回は『召喚権を増やすカード効果の違い』について、お話しします!
この記事を読むことで召喚権を増やす効果の『重ねがけができるか否か』の違いがわかります。
この記事でわかること
- 『〇回まで通常召喚を行うことが出来る』効果がわかる。
- 『このターン通常召喚に加えて1度だけ、通常召喚を行うことができる』効果がわかる。
- 『発動した効果の処理として、通常召喚を行う』効果がわかる。
このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
通常召喚の権利を増やす効果のなかでは、もっともわかりやすいテキストです。
この効果の代表例は『二重召喚』です。
二重召喚 通常魔法
①:このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。
この効果が適用されたターンは、モンスターの通常召喚を2回まで行うことができます。あくまで『2回まで』なので、1回召喚してそのままターンを終えてもいいです。
二重召喚は1回も召喚する前に発動してもいいし、1回召喚してから発動してもいいです。
- 二重召喚を発動➡通常召喚➡通常召喚(できる)
- 通常召喚➡二重召喚を発動➡通常召喚(できる)
増やす権利は『通常召喚』なので、モンスターの召喚・セットのどちらも可能です。
メリット
- 召喚権を増やす効果が適用された後では妨害できない。
- 召喚・セットのどちらも可能。
- メインフェイズの好きなタイミングで増えた召喚権を行使できる。
デメリット
- 発動を無効にされると適用されない。
- 自分メインフェイズでしか召喚できない。
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を通常召喚できる。
この効果の代表例は『ジェムナイト・セラフィ』です。
ジェムナイト・セラフィ 地属性 天使族 融合 効果
①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を通常召喚できる。
永続効果扱いで二重召喚を内包しています。このカードがフィールドに表側表示で存在する限り、1ターンに1度だけ召喚権を増やすことができます。モンスターの永続効果なので、月の書などで裏側守備表示になると適用されません。
ジェムナイト・セラフィの効果で増えた召喚権は先に消費してもいいし、1回召喚してから後で消費してもいいです。
増やす権利は『通常召喚』なので、モンスターの召喚・セットのどちらも可能です。
メリット
- 召喚・セットのどちらも可能。
- メインフェイズの好きなタイミングで増えた召喚権を行使できる。
デメリット
- 裏側守備表示になると適用されない。
- 自分メインフェイズでしか召喚できない。
自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を召喚できる。
この効果の代表例は『カラクリ小町 弐弐四』です。
カラクリ小町 弐弐四 地属性 機械族 チューナー 効果
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分のメインフェイズ時に1度だけ、自分は通常召喚に加えて「カラクリ」と名のついたモンスター1体を召喚する事ができる。
『カラクリ小町 弐弐四』の効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、特定のモンスターの召喚権を増やすことができます。モンスターの永続効果なので、月の書などで裏側守備表示になると適用されません。
カラクリ小町 弐弐の効果で増えた召喚権は先に消費してもいいし、1回召喚してから後で消費してもいいです。
増やす権利は『召喚』なので、モンスターの召喚のみ可能です。
メリット
- メインフェイズの好きなタイミングで増えた召喚権を行使できる。
デメリット
- モンスターのセットには対応していない。
- 裏側守備表示になると適用されない。
- 自分メインフェイズでしか召喚できない。
発動した効果の処理として、通常召喚を行う
この効果の代表例は『魍魎跋扈』です。
魍魎跋扈 通常罠
①:自分・相手のメインフェイズに発動できる。モンスター1体を通常召喚する。
『魍魎跋扈』は発動した効果の処理として通常召喚を行います。
発動した効果の処理として、通常召喚を行うタイプのメリットは『好きなタイミングで発動し通常召喚できること』です。相手のターンにモンスターを召喚できれば、相手の計算を狂わせることにもなります。除去の対象になっているモンスターをリリースして上級モンスターをアドバンス召喚できれば、リリースの損失を軽減できます。
メリット
- 好きなタイミングで発動し、通常召喚ができる。
- 奇襲性がある。
- 召喚・セットのどちらも可能。
デメリット
- 発動を無効にされると適用されない。
発動した効果の処理として、召喚を行う
この効果の代表例は『ライバル・アライバル』です。
ライバル・アライバル 速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。①:自分・相手のバトルフェイズに発動できる。モンスター1体を召喚する。
『ライバル・アライバル』は発動した効果の処理として召喚を行います。相手のメインフェイズ、バトルフェイズなど『本来は不可能なタイミングで召喚を行える』ことが発動時の効果処理として召喚を行う効果のメリットです。
魍魎跋扈とは異なり攻撃表示での召喚しかできないため、守備力の高いモンスターを守備表示でセットして壁にする戦法は使えません。
攻撃力の高いモンスター、表側表示で存在することにメリットのあるモンスターを召喚するのがオススメです。
メリット
- 好きなタイミングで発動し、召喚ができる。
- 奇襲性がある。
デメリット
- モンスターのセットには対応していない。
- 発動を無効にされると適用されない。
相手メインフェイズ中に『虚無魔人』のような拘束力のあるモンスターを召喚できれば、相手の展開や行動を妨害できます。
虚無魔人 闇属性 悪魔族 効果
このカードは特殊召喚できない。①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いにモンスターを特殊召喚できない。
召喚権を増やす効果が重ねがけできるかどうか、見分け方
この下にある青の枠で囲んだ効果は、召喚権を増やす効果の重ねがけができません。(どちらか一方のみ使用可能)
- 例①)『ジェムナイト・セラフィ』で増えた召喚権を使ってモンスターを通常召喚したターンは、『カラクリ小町 弐弐四』の効果でカラクリモンスターを召喚できない。
- 例②)『カラクリ小町 弐弐四』で増えた召喚権を使ってカラクリモンスターを召喚したターンは、『ジェムナイト・セラフィ』の効果でモンスターを通常召喚できない。
この下にある赤の枠で囲んだ効果は、召喚権を増やす効果の重ねがけができます。
- 例①)『ジェムナイト・セラフィ』で増えた召喚権を使ってモンスターを通常召喚したターンに、『二重召喚』を発動して『二重召喚』で増えた召喚権を使ってモンスターを通常召喚し、『魍魎跋扈』を発動して、その効果処理としてモンスターを通常召喚することができる。
- 例②)『カラクリ小町 弐弐四』で増えた召喚権を使ってカラクリモンスターを召喚したターンに、『二重召喚』を発動して『二重召喚』で増えた召喚権を使ってモンスターを通常召喚し、『ライバル・アライバル』を発動して、その効果処理としてモンスターを召喚することができる。
まとめ
今回ご紹介した『召喚権を増やすカード効果の違い』については以下の通りです。
- 自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズにモンスター1体を通常召喚(召喚)できる効果は重ねがけできない。
- 発動した効果の処理として、通常召喚(召喚)を行う効果は何度でも重ねがけして召喚権を増やせる。
- 通常召喚を行う効果は召喚・セットのどちらもできる。召喚を行う効果はセットはできない。
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