こんにちはフミヤです。
あなたは誘発即時効果と誘発効果の違いが知りたいですか?
この記事では誘発即時効果、誘発効果、起動効果の違いについて解説します。
誘発即時効果と誘発効果の違い、相手のターンでも好きなタイミングで発動できるフリーチェーンと呼ばれる効果について知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。
この記事でわかること
- モンスター効果の分類がわかる。
- どのようなテキストがどの効果の分類にあたるかわかる。
- 起動効果、永続効果、誘発効果、誘発即時効果の違いがわかる。
モンスター効果は4種類
モンスター効果はおおまかに次の4種類があります。
- 起動効果
- 永続効果
- 誘発効果
- 誘発即時効果
順番に解説します。
起動効果
起動効果とは、発動を宣言して使うことができる効果を指します。基本的には自分のメインフェイズでのみ発動することができます。
起動効果のスペルスピードは1です。
自分メインフェイズでのみ発動でき、発動宣言を伴い、スペルスピードが1という性質から『通常魔法と同じ性質を持つモンスター効果』だとイメージすればわかりやすいです。
起動効果にはおおまかに以下の3種類が存在します。
① 回数制限無し
② この効果は1ターンに1度だけ発動できる。
③ このカード名の効果は1ターンに1度だけ発動できる。
①はテキストに回数制限が書かれていないタイプです。このタイプの効果は1ターンに何度でも発動することができます。
②は具体的には『そのカードの持つこの効果は1ターンに1度だけ発動できる』という意味です。同名のカードが複数ある場合は、それぞれが同じ効果を1回ずつ発動することができます。
③はテキストに『このカード名の効果は1ターンに1度だけ』とカード名が指定されているタイプです。この場合、同名のカードが自分フィールドに複数あったとしても同じ効果は1度しか発動することができません。
起動効果は、以下のようなテキストで書かれます。(みほん)
- 自分メインフェイズに発動できる。
- 自分メインフェイズに手札を1枚捨てて発動できる。
- 自分メインフェイズにこのカードをリリースして発動できる。
起動効果の例
『ダーク・アームド・ドラゴン』の①の効果
永続効果
永続効果とは、そのモンスターがフィールド上で表側表示になっている限り、自動的に効果が適用されるものを指します。
発動宣言を伴わないため、スペルスピード自体が無く、チェーンブロックを作りません。
『効果モンスターでありながら、表側表示で存在する限り自動的に適用される永続魔法である』というイメージがわかりやすいです。
この効果を持つモンスターが『裏側守備表示になる、フィールドを離れる』などされた場合、自動的に効果の適用が解除されます。
永続効果は、以下のようなテキストで書かれます。(みほん)
- このカードがモンスターゾーンに存在する限り〇〇する。
- このカードがフィールドに表側表示で存在する限り〇〇する。
- このカードは戦闘では破壊されない。
永続効果の例
『ニードル・ギルマン』の①の効果
誘発効果
誘発効果とは『召喚に成功した時』『スタンバイフェイズ時』などのように、発動タイミングがテキストに指定されている効果を指します。
特定の条件を満たしたときに発動することができます。
起動効果は『自分のメインフェイズであれば好きなタイミングで発動できる効果』であったのに対し、誘発効果は『特定の条件さえ満たせればどのタイミングでも発動できる効果』と言えます。
自分のメインフェイズ以外でも効果を発動できるメリットは大きく、ドローフェイズ、スタンバイフェイズ、エンドフェイズなどに発動タイミングが指定されたカードも多く存在します。
誘発効果のスペルスピードは1です。
誘発効果は、以下のようなテキストで書かれます。
- このカードが召喚に成功した場合に発動できる。
- このカードが墓地に送られた場合に発動できる。
- このカードがリバースした場合に発動できる。
誘発効果の例
『魔界発現世行きデスガイド』の①の効果
誘発即時効果
誘発即時効果とは、相手ターン中でも好きなタイミングで発動することができる効果を指します。
誘発即時効果のスペルスピードは2です。
『相手ターン中でも任意で発動することができ、スペルスピードが2』という性質からモンスター効果版の速攻魔法と捉えることができます。
スペルスピードが1~2の効果の発動にチェーンして発動することができますが、カウンター罠にチェーンすることはできません。
相手ターン中でも自由に効果を発動できるメリットは大きく、総じて強力な効果に分類されます。
誘発即時効果は、以下のようなテキストで書かれます。
- この効果は相手ターンでも発動できる。
- この効果は自分・相手のメインフェイズに発動できる。
- この効果は相手のバトルフェイズ中に発動できる。
『DDクロウ』や『増殖するG』のように発動タイミングが特に指定されていない効果は、ダメージステップ以外であればいつでも発動できます。(サイクロン、強制脱出装置と同じ要領です)
増殖するG 地属性 昆虫族
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、相手ターンでも発動できる。①:このカードを手札から墓地へ送って発動できる。このターン、以下の効果を適用する。●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
『ヴァレルロード・ドラゴン』のように『この効果は相手ターンでも発動できる』と記載があり、なおかつモンスターの攻撃力か守備力を変動させる効果を含んでいる場合に限り、ダメージステップ中でも発動することができます。(収縮、星遺物を巡る戦いと同じ要領です)
ヴァレルロード・ドラゴン 闇属性 ドラゴン族 効果 リンク
②:1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
単に『この効果は相手ターンでも発動できる』とだけ書かれている場合、そのモンスターの召喚に成功したタイミングからドローフェイズからエンドフェイズに至るまで、どのタイミングでも発動することができます。(手札から捨てて発動できる効果であればドローしたタイミングから、それ以降はいつでも発動できる)
まとめ
今回ご紹介した、モンスター効果の分類については以下の通りです。
- 起動効果とは自分のメインフェイズでのみ発動できる効果である。
- 永続効果とはフィールドに表側表示で存在する限り適用される効果である。
- 誘発効果とは特定の条件を満たしたときに発動できる効果である。
- 誘発即時効果とは相手ターン中でも任意で発動できる効果である。
コメント