こんにちはフミヤです!

あなたはカードの発動と効果の発動の違いについて知りたいですか?
カードの発動と効果の発動の違いについて知りたい方は、ぜひこの記事をご覧ください。
発動を無効と効果を無効の違いも合わせて解説します。
この記事でわかること

- カードの発動と、効果の発動の違いがわかる。
- 発動の無効がわかる。
- 効果の無効がわかる。
カードの発動
永続罠の『連撃の帝王』の場合、セットされている状態から表側表示にすることはカードの発動であり、同時に効果の発動でもあります。
自分のターン中に表側表示にしておき(カードの発動かつ効果の発動)相手メインフェイズ中に効果の発動をしてアドバンス召喚することもできます。

連撃の帝王 永続罠
1ターンに1度、相手メインフェイズ及びバトルフェイズにこの効果を発動できる。モンスター1体をアドバンス召喚する。
魔法カードであればセットされている状態から表側表示にするほか、手札から魔法&罠ゾーンで発動することもカードの発動かつ効果の発動です。

炎舞-テンキ 永続魔法
このカードの発動時の効果処理として、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加えることができる。
炎舞-テンキの場合、セット状態から表側表示にした場合、または手札から魔法&罠ゾーンで発動した場合、発動時の効果処理としてデッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体をサーチできます。
効果の発動
効果の発動とは罠カードの場合、表側表示にしたカードの効果を発動することを言います。
永続罠のみ、カードの発動と効果の発動は分けて考えますが、通常罠・カウンター罠の場合はカードの発動と効果の発動は同時に行われます。

連撃の帝王 永続罠
1ターンに1度、相手メインフェイズ及びバトルフェイズにこの効果を発動できる。モンスター1体をアドバンス召喚する。
連撃の帝王の場合、特に条件が無いためいつでも表側表示にすることができます(カードの発動)。ただし、効果の発動は相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにしかできません。
カードを発動したタイミングで効果の発動条件も満たしている場合、効果の発動も同時に行うことができます(カードの発動と同時に効果の発動ができる)。

カードトレーダー 永続魔法
自分のスタンバイフェイズに手札を1枚デッキに戻して発動できる。デッキから1枚ドローする。この効果は1ターンに1度しか使用できない。
カードトレーダーの場合、手札から魔法&罠ゾーンに表側表示で置くこと、またはセットされている状態から表側表示にすることを『カードの発動』と言います。発動後、次の自分のスタンバイフェイズに手札を1枚デッキに戻して1枚ドローする効果を『効果の発動』と言います。
永続魔法・フィールド魔法・装備魔法であっても、テキストに特に明記されていない場合はカードの発動と効果の発動は同時に行われます。
墓地で発動する魔法・罠カードの効果は効果の発動扱い
ブレイクスルー・スキルなどのように魔法&罠ゾーンで発動する効果以外に、墓地で発動できる効果を持っている場合、魔法&罠ゾーンで発動する効果は『カードの発動』、墓地で発動する効果は『効果の発動』として扱います。

ブレイクスルー・スキル 通常罠
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。自分ターンに墓地のこのカードを除外し、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。この効果はこのカードが墓地に送られたターンには発動できない。
カードの発動にチェーンして発動を無効にする
神の摂理などは、カードの発動にチェーンして発動を無効にする効果を持ちます。

神の摂理 カウンター罠
モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時、そのカードと同じ種類(モンスター・魔法・罠)の手札を1枚捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する
先ほど挙げたように、墓地で発動する魔法・罠カードの効果は『効果の発動』であるため、『カードの発動を無効』では無効にすることができません。
発動を無効にされたカードは『発動していない』ことになるので、『このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない』と書かれた同名カードの効果は、もう一度発動することができます。
しかし『このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない』と書かれた効果は、発動を無効にされても『使用した』ことになっているので、もう一度発動することはできません。
このタイプのメリット
- ダメージステップでも発動できる。
このタイプのデメリット
- すでにフィールドに表側表示で存在している魔法・罠カード(永続魔法・永続罠など)の効果の発動を無効にできない。
- 墓地で発動した魔法・罠カードの効果の発動を無効にできない。
効果の発動にチェーンして発動した効果を無効にする
灰流うららなどは、効果の発動にチェーンして発動した効果を無効にする効果を持ちます。

灰流うらら 炎属性 アンデット族 チューナー 効果
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
こちらは効果の発動にチェーンして発動するので、『墓地で発動する魔法・罠カードの効果』にチェーンして発動することができます。
効果を無効にされたカードは『発動した』ことになるので、『このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない』と書かれた同名カードの効果は、このターン中は発動できません。
『このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない』と書かれた効果は、効果を無効にされても『使用した』ことになっているので、もう一度発動することはできません。
このタイプのメリット
- すでにフィールドに表側表示で存在している魔法・罠カード(永続魔法・永続罠など)の効果の発動も無効にできる。
- 墓地で発動した魔法・罠カードの効果の発動も無効にできる。
このタイプのデメリット
- ダメージステップでは発動できない
効果の発動にチェーンして発動を無効にする
サイバー・ドラゴン・インフィニティなどは、効果の発動にチェーンして発動を無効にする効果を持ちます。

サイバー・ドラゴン・インフィニティ エクシーズ 効果
1ターンに1度、カードの効果が発動した時、このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
こちらは効果の発動にチェーンして発動するので、『墓地で発動する魔法・罠カードの効果』にチェーンして発動することができます。
発動を無効にされたカードは『発動していない』ことになるので、『このカード名の効果は1ターンに1度しか発動できない』と書かれた同名カードの効果は、もう一度発動することができます。
しかし『このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない』と書かれた効果は、発動を無効にされても『使用した』ことになっているので、もう一度発動することはできません。
このタイプのメリット
- ダメージステップでも発動できる。
- すでにフィールドに表側表示で存在している魔法・罠カード(永続魔法・永続罠など)の効果の発動も無効にできる。
- 墓地で発動した魔法・罠カードの効果の発動も無効にできる。
このタイプのデメリット
- 特に無し。
カードの効果を無効
えん魔竜 レッド・デーモン・アビスは、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象とし、そのカードの効果をターン終了時まで無効にする効果を持ちます。

えん魔竜 レッド・デーモン・アビス シンクロ 効果
相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
このように『カードの効果を無効にする効果』は、カードの発動を無効にできない一方、相手の発動にチェーンする必要が無いため状況に応じて柔軟に使うことができる特徴があります。
まとめ

- カードの発動と効果の発動はまったくの別物。
- 墓地で発動する魔法・罠カードの効果は、すべて効果の発動。
- 発動時点で効果の発動条件を満たしている場合、同時に効果の発動ができる。
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